ナッツのお話
自家製ナッツはちみつ漬けの作り方
市販のローストしたナッツとはちみつで、簡単に出来る自家製ナッツはちみつ漬け、試してみませんか。
ナッツはちみつ漬けは、いろいろな用途で使える優れた商品です。ヨーグルトに入れて食べたり、フレンチトーストの蜜として掛けたり、デーツやブルーチーズと一緒に食べたりと工夫次第で何にでも合うんです。
はちみつを電子レンジで温める
はちみつは、粘度が強いため、電子レンジで温めることをお勧めします。はちみつの粘度は、季節により変化します。電子レンジで1分温め、スプーンでかき回すを、1回~3回程度やる事で、はちみつは液状になります。電子レンジで温める際は、蓋を開けて温め下さい
適当な瓶にナッツを入れ、はちみつを流し込む
適当な瓶にローストした無塩のナッツを入れ、温めたはちみつを瓶いっぱいに流し込む
封を締め、1週間寝かせて完成
蓋を締め、1週間程度、常温で寝かせて下さい。はちみつがナッツに染み込み、味が変化致します。
レシピ
ペカンナッツのジェノベーゼソース
材料
- ペカンナッツ(生) _______ 30g
- バジル ________________ 20枚
- にんにく _______________ 3-4片
- EXオリーブオイル ________ 50cc
- パルメザンチーズ _________ 大さじ 2
- 塩 ____________________ 小さじ 1
- コショウ小々
- 出来上がり分量約60cc
時間
フードプロセッサー使用 5分 調理時間15分
つくり方
- バジルをすり鉢ですりおろす。にんにくは、すりおろし器ですりおろす。
- ペカンナッツは、すりおろす棒で細かく砕きます。
- ボールに全ての材料を入れ、混ぜ合わせると出来上がりです。
アーモンドキャラメリゼ
材料
- 素焼きアーモンド(生) ___ 80g
- てんさい糖 _____________ 大さじ 2~3
- バター ________________ 5g程
- スパイス ______________ お好み
時間
20-25分
つくり方
- アーモンドはトースターで軽く温めておきます。オーブンシートを敷いたバットを用意します。
- フライパンにてんさい糖を平らに広げ、その上にアーモンドを重ならないようにのせます。
- 火を点火(弱めの中火)。てんさい糖が溶けてきたら全体を混ぜはじめます。
- アーモンド全部にてんさい糖が絡まったら火を止めバターを入れます。
- バターが全体に絡まったら、用意したバットに移して、熱いうちにひとつずつバラバラに離しておきます。冷めたら出来上がりです。お好みの塩ひとつまみやシナモンやガルダモンなどのスパイスで香りを付けてもイイ感じです。
カシューナッツでコクうま万能ダレ
材料 (500ml分)
- 素焼きカシューナッツ ____ 50g
- 白ごま ________________ 大さじ1
- 黒ごま ________________ 大さじ1
- 麺つゆ(市販濃縮) _______ 大さじ2
- ごま油 ________________ 大さじ1
- 酢 ___________________ 小さじ1
- 豆板醤 ________________ 少々
- 豆乳(無調整) _________ 200cc
時間
約5分程
つくり方
- ミキサーにカシューナッツ、ごまを入れ、粉状になるまで砕く。
- 残りの材料を全てミキサーに入れ、とろりとするまで混ぜ出来上がりです。
ナッツの起源
ナッツ類は、人類との関わりが古く、古代から貴重な保存食として、また、神事や催事などのお供え物としても利用されておりました。
古代最古のナッツと言われる「くるみ」は、紀元前7000年頃から人類が食用としていたと云われ、原産地のイランから地中海を渡りヨーロッパに伝えられたとされている。紀元前のエジプトや中国では、国王のお墓にくるみなどのナッツ類が、供えられていたそうです。
また、アーモンドの起源も古く、4000年以上前、地中海沿岸のヨルダン地方が原産地と考えてられている。その後、世界中で広く栽培されるようになった。中世期頃までは、王様や上流階級の人々の高級嗜好品だったとされる。
日本でもナッツ類は、縄文時代から食されていた。どんぐりやトチの実、栗、くるみなど。
時代が下って船で外国に出かけられるようになると、日本原産でないナッツ類も多く日本に入ってくる。くるみは豊臣秀吉の朝鮮出兵がきっかけとされる。アーモンドは、江戸時代にポルトガル人が持ち込んだのが最初と云われている。
ギリシャ神話の時代から愛されるナッツ
アーモンドは、ギリシャ神話の時代から愛され、度々神話の中に登場する。
ある時、セラスの王女がギリシャの英雄デモフォと恋に落ちた。ところが、王女に会うための船に乗ったデモフォは航海の途中で遭難し、帰らぬ人に、一方、王女はいつまでも浜辺でデモフォを待ち続け泣き明かし、とうとうそのまま果ててしまいました。
それから数日たったある日、不思議なことに王女の涙の跡から一本のの樹木が生え、やがて花をつけ、実を結びました。その実は、何と王女の涙の滴と同じ美しいドロップ形のアーモンドだったと云う悲しい恋の物語。
ナッツの定義
ナッツ(Nuts)と云う言葉は、堅果類と指している。堅果類とは、種子の中の仁(胚及び、胚乳)が肥大して食用となったもの。果皮は薄く固いのが特徴です。
では、かぼちゃの種はどうだろうか。こちらは種子類(シード)といい、文字通り果実以外の植物の「種」のこと。慣習的には、堅果類と種子類の総称を「ナッツ」と呼んでいる。
主菜として用いられる事は少ないが、おつまみや健康&ダイエット食など、ちょっとした時にあると嬉しいナッツ。いろいろな栄養素が含まれる栄養満点の健康食材です。
主な堅果類)
アーモンド、カシューナッツ、くるみ、ピスタチオ、栗、落花生、ぎんなん、松の実、ココナッツなど
主な種子類)
かぼちゃの種、ごまなど
ナッツとは
スーパーなどでも手軽に買えるナッツは、実はとても栄養豊富なヘルシーな食品です。ナッツは、種実類という、かたい皮や殻に包まれた食用の果実・種子のことです。ナッツは古くから食用とされ、狩猟採集社会においては食生活の根幹をなしていました。また、神事や催事などの供物にも利用されていました。
ナッツの栄養
ナッツは主に、脂質(脂肪)、たんぱく質、ビタミン・ミネラル類、食物繊維などで構成されています。それは、種子として発芽、発育に必要な栄養分を蓄えているためで、バランスのとれた成分で、栄養価が高いのです。
ナッツの脂質=不飽和脂肪酸…生活習慣のからだのトラブル予防
ナッツは脂肪が多くダイエットには不向きだ、と考えられています。確かにナッツは脂質を多く含んでいます。ここで、脂質についてお話しします。脂質には、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸と、植物性脂肪に含まれる不飽和脂肪酸があります。
飽和脂肪酸は、パルミチン酸、ステアリン酸などで、エネルギー源になりますが、摂り過ぎると、体内に蓄積され肥満の原因になります。
不飽和脂肪酸=単価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の二つがあります。単価不飽和脂肪酸の代表はオレイン酸で、酸化しにくく、生活習慣の体のトラブルを予防すると言われています。
多価不飽和脂肪酸の代表はリノール酸で、必須脂肪酸といわれ、食物からしかとることが出来ません。多価不飽和脂肪酸のオメガ3脂肪酸も必須脂肪酸で代表的なものは、アルファリノレン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)です。効能は、血流を良くし、知能の向上を助けて、頭の回転をよくしたり、ストレスにも良い働きが期待できるといわれています。脂肪は身体が正常に働くためには欠かせない栄養素です。動物性脂肪、植物性脂肪をバランスよく摂取することを考えてみましょう。
植物性たんぱく質…油脂をほとんど含みません。血清コレステロール値を正常に維持するといわれています。アーモンドやカシューナッツなどは植物性たんぱく質を20%近く含有する高たんぱく食品です。
ビタミンE…抗酸化力。油脂に溶ける脂溶性ビタミンで、抗酸化力があり、活性酸素を抑え、体内の細胞膜の酸化を防ぎ、生活習慣のからだのトラブルを予防することが期待されています。
ミネラル…体の構成成分になっていて、体の機能の維持、調節に欠かせません。
マグネシウム…骨や歯の形成に必要な成分です。長期にわたり摂取量が不足すると、骨粗しょう症、心疾患、投入病などの生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。
銅…鉄から血液中の赤血球がつくられるのを助ける栄養素です。鉄だけでは赤血球がうまく作れない。銅は補助する役割があります。また、数多くの酵素となって、活性酸素を除去したり、骨の形成に役立ちます
マンガン…さまざまな酵素の構成成分になったり、酵素を活性化させる栄養素です。骨の形成に関与するほか、糖質および脂質の代謝に働く酵素や、抗酸化作用のある酵素の構成成分になっています。
食物繊維…整腸作用。不溶性と水溶性食物繊維があります。ナッツは不溶性食物繊維が多く、その特性は胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便通を促します。大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などは増えて腸内環境が良くなり、整腸効果があると云われております。
ナッツオイルの凄さ!
ナッツは、脂肪がすごいから、吹き出物ができる、ダイエットの敵!と思っている方が多いのでは…それは ❝ほぼ誤解❞です!ナッツの健康パワーの源である脂肪は、不飽和脂肪酸といって、皮下脂肪をどんどん代謝してくれますし、コレステロールや中性脂肪も身体の外に追い出してくれるんです。
しかも、皮膚や髪を守ってくれたり、頭の回転を良くしてくれたりもするんです。ただし、❝ほぼ誤解❞と申しました事、その心は、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。一日手のひら❝ひと握り❞が適量です。
ナッツは、ビタミンの宝庫!
ナッツのいいとこ、天然ビタミンたっぷりなところ!特に抗酸化作用がたのもしいビタミンB群と若返りビタミンの代表であるEがきちんと補給できるんです。ということは、おいしくナッツを食べることで、身体に必要なビタミンが摂れるばかりか、健康的なダイエットができたり、アンチエイジングにも役立つんです!
とりわけビタミンEが大活躍!シワ、シミ予防、紫外線から生まれる活性酸素をやっつけてくれるし、無色メラニンの働きを助けて細胞を若返らせてくれる、ナッツは、最強のビタミン剤なんです。
高たんぱく質、コレステロール「0」!
私たちのからだは、主にたんぱく質で出来ております。ナッツには、植物性のたんぱく質がたっぷり。この植物性たんぱく質、気になるコレステロールが「0」!しかも、アルギニンというアミノ酸がきちんと摂れるんです。
このアルギニン、身体の中で一酸化窒素というとても大切な物質を生み出して、からだの隅々まで元気にしてくれる。さらには脳の動きを活発にしてくれるんです!さらに、成長ホルモンの生成にも欠かせないので、お子様からシニア世代まで、幅広く食べて頂きたいナッツ。
ダイエット中の方には必須です!