ナッツ品種別
タイガーナッツ
ナッツと呼ばれておりますが、実際はナッツではなく、塊茎です。4000年前に発見されており、食物繊維、ビタミン、ミネラル等の栄養素が豊富に含まれ、昔から人々の健康維持に最適であると認識されてきました。
ヘーゼルナッツ
カバノキ科ハシバミ属の落葉高木の果実。どんぐりに似ているがもっと大きい。中央アジアでの栽培が盛ん。日本に輸入されるものの95%はトルコ産です。
アーモンド、カシューナッツと並んで「世界三大ナッツ」と言われるヘーゼルナッツ。脂質が70%、炭水化物、たんぱく質、食物繊維とのバランスに優れているため、グリセミック値(GI値、血液中の上昇度を表す数値)がとても低く、血液中の糖の量を正常に維持するなど、バランスの良い理想的な補助食品です。さらに葉酸や、ビタミンE、マグネシウムなど、生活習慣のからだのトラブル予防に役立つ栄養成分を多く含んでいます。
ローストしてそのまま食べるほか、ペーストにしてチョコレートに混ぜたり、スプレッドにしたりします。
マカダミアナッツ
ヤマモガシ科の常緑樹。オーストラリア原産ですが、もともと植木としてハワイに移植されその後その実が食用として商業的価値があがり、ハワイでの植え付け面積が広がりました。
抗酸化力の高いオレイン酸や肌に潤いやハリを与えるバルミトレイン酸といった不飽和脂肪酸が豊富に含まれているのがマカダミアナッツの特徴であり、ダイエットや美容・健康面で期待できます。その他ビタミン類や各種ミネラル、食物繊維が豊富です。
マカデミア油は高い抗酸化力と、無味無臭であること、成分が人間の皮脂とよく似ていることから、化粧品、スキンケア製品としても使われています。
ペカンナッツ
ペカンはアメリカ中西部原産のクルミ科の木の実で、 栄養価もクルミと同様好ましい要素を多く含むと同時に、独特の深い香りとコクが あります。
ペカンナッツには不飽和脂肪酸の含有量が高く、コレステロール値をコントロールするなど、健康上 の 多くの利点があることが生産国 の研究で紹介されています。・バターの木と言われるほど脂肪の割合が多く、全体の72%が脂質ですが、脂質の大半はオレイン酸で、アルファリノレン酸も含まれていて、抗酸化力、コレステロール値の維持に役立つことが知られています。また、糖質は少ないので、食べ過ぎなければ気にする必要はないでしょう。その他、美しいからだ作りに欠かせないナイアシン、むくみの原因になるナトリウムを体外に排出するカリウム、免疫機能を正常にする亜鉛が含まれています。
アメリカでは洋菓子のトッピング材料として使われることが多く、他にはサラダや、炒め物、として用いられています。
ピスタチオ
ウルシ科カイノキ属の落葉高木。イラン、アメリカ、トルコ、シリアが主な産地。
主にロースト塩味加工での味覚、風味が「ナッツの女王」といわれるほど高級感がありますが、ペースト、スライスなどして製菓材料に用いたり、アイスクリームに混ぜたりされます。また、パスタやスープにも用いることもあります。
栄養成分は、脂質が約60%ですが、飽和脂肪酸が少なくリノール酸、オレイン酸が豊富に含まれています。他に食物繊維が多く、ビタミンB、カリウム、鉄、銅が多いのが特徴です。緑の色のもとである、クロロフィルはコレステロールをコントロールし、生活習慣のからだのトラブルを予防、免疫力向上などの効果が注目されています。
ピスタチオはナッツの女王!
パキッと殻を取るのももどかしく、お口に入れると、ほんのり甘く独特の木の実のやさしい香りが広がって、幸せと思う方が少なくないピスタチオ!
そのピスタチオの実力、味と香りの美味しさ以外に、習慣にするとスゴく良いある実感を感じることなんです。その実感とは。
1.むくみ解消!カリウムたっぷりなので、この頃の塩気の多い食事のあとには、是非、デザート代わりにいただきたいもの。カリウムが塩を捕まえて外に出してくれます。
2.ドライアイ対策!特に声を大にしたいのが、豊富なビタミンAによるドライアイ症状の緩和。女性が気になる皮膚や粘膜に良いので、"女王"と呼ばれるんです。
カシューナッツ
ウルシ科の常緑高木。ベトナム、インド、ブラジル、ナイジェリアが主な産地。しかし、加工技術の優秀さからインドで加工され各地に輸出される。2~4月頃結実・完熟する
脂肪分が50~70%を占めますが、大半がオレイン酸です。、炭水化物、タンパク質、ビタミン類、ミネラルと5大栄養素を豊富に含んでいます。歯触りが柔らかく、甘みをがん辞させるので、煮物、炒め物など調理の具材としても、好んで利用されます。
カシューナッツの秘密は凄い!
妊婦さん、お子様、そして、骨の状態が心配な世代の方に、お知らせしたいのがカシューナッツのお話。カシューナッツは、ナッツの中で最も脂肪分が少ないことも自慢なのですが、実は鉄、亜鉛、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが多く、ビタミンKもとても充実しているんです。
ビタミンK?ちょっと耳慣れないビタミンですが、骨の形成に必要不可欠なビタミンなんです。ですから、冒頭でお伝えした方の食生活に是非、取り入れてほしい食品なのです。
また、カシューナッツは、昔からインドに伝わる民間療法のアーユルベーダで、オイルとして使用され、健康と美容の役割を担って使われていたんほどなんです。
くるみ
クルミ科クルミ属の落葉高木。生産はアメリカ・カリフォルニア州、中国が多く、日本では長野県東御市が生産量日本一。
脂質が全体の70%を占めているがその多くは不飽和脂肪酸であり、オレイン酸、リノール酸、アルファリノレン酸(DHA,EPAと同じ作用をする)がバランスよく含まれています。また、ビタミンEを始め様々なビタミンやミネラルが豊富に含まれており、たんぱく質、食物繊維と、バランスの良い構成になっていて、現代人に不足しがちな栄養素を凝縮したヘルシー食品です。
くるみは、血のめぐりを良くし、頭の回転を良くし、ストレスにも良い働きをします。
アーモンド
バラ科モモ属の落葉高木。アメリカ カリフォルニア州が最大の産地。収穫期は秋。
細胞の老化に役立つビタミンEが非常に多く(100g中約30ミリg)含まれています。脂質の約7割は一価不飽和脂肪酸(単価不飽和脂肪酸)のオレイン酸で、ポリフェノールも含みます。他に、亜鉛、マグネシウム、カリウム、鉄などミネラルバランスの良い食品です。
アーモンドでダイエット
アーモンドはダイエット・サプリとして注目を集めております。食べた栄養素のからだへの吸収をブロックする系統のもの。実はアーモンドはその元祖なんです!リパーゼという脂肪を分解する酵素の働きをブロックして、食べた脂肪をなかったことにしてくれるんです。例えば、こんな感じです。おいしいお肉料理をいただいて、必要なたんぱく質はきちんと吸収!
なのに脂肪だけは、外に出してしまうと云うわけです。さらに、ブドウ糖にも待ったをかける性質も、研究で確認され始めているとのこと。まさに、ダイエッターが泣いて喜ぶたのもしい働きをしてくれるアーモンドなのです。